女盛りだからこのままじゃ終われないの

ぼーっと川を眺める。
右から流れてくる風によって水面が波打つ。
音は聞こえない。
イヤホンから音楽が流れているから。
後ろを人が通っていくけれど気にしない。
対岸の家やマンションに人の命がある。
水は穏やかで良い。
こんこんと、そこを流れているから。
誰に何を言われるわけでもなくただひっそりと流れ続けてくれる。
足の指先からそのまま沈んでしまいたくなる。
思い出したのは真冬に川へ身投げをした近所のおばさんで。
そんなのとは全く関係なく頭の中では林檎さんが女盛りをどうしようって歌ってくれている。
本当に思えば遠くに来たもんだ。
川のように流され流され、流れ着いたような気がする。私の人生。

「坊ちゃんが少しでも真人間でよかった」って10年来の友人に言われて笑ってしまった。
私の刺々しい時期からを知っている人。
私のエネルギーを、知ってくれている人。
私を「坊ちゃん」と呼んでくれる愛しい人。
インターネットを通して出会った人の中で、一番愛も熱量も逞しく強い人かもしれない。
互いに丸くなったよね、って笑った。

今日はもう書けないな。
何だかドキドキが足りない気がする。
安心できる場所にいることが下手だ。
安心して穏やかに過ごすことが下手だ。
何か不穏に手を伸ばしたくなる。
そうして傷ついてやっと生きていると感じられる気がして。
歪んでいることがたくさん見つかる。