試し書きだらけのノート

日々のあれこれ。

文学フリマに初めて行ったお話

先日、文学フリマに初めて行きました。
もう長い友人に会うためと、お目当ての本があったので。
関東に引っ越してきてから何度か行われているのに、30分くらいしかかからないのに、
何だかんだ行かないままで。

会場の様子を一言で表すなら「本気」。
書くことを純粋に追求して、それを本にして、売値をつけてそこに座って買われていくのを待つ。
私自身、寄稿という形で本が出たことがあったけれど、こんなに凛々しく自信の作品です!と胸を張れただろうかとメンタルがギュッとなってしまった。

書くことって、私にとっては私自身を削る行為で。削って削ってやっと出てきた小さな原石を膨らませているんです。
正直、辛いです。痛いの嫌いだし。
けれど、そうじゃないと真正面から向き合っていない気がして怖くて仕方がないのです。
誰がどう読むとかよりも、自分がこの文章を認められるかの方が大事で。
初めて文章を書き始めたのが14歳の頃ですから、丸16年経ちます。成長しているかどうかは別として、やはり何か内側に秘めておけないものを表現する形は文字にするという行為です。

文学フリマで自分の本を売っている人々の顔はとても輝いていて、楽しそうで、書くことが好きな人たちがこんなにもいるんだ、と嬉しくなりました。
生み出す苦しさの末に出来た本たちがとても愛しかったです。


全く関係ないのですが、大好きな長兄の誕生日です。にいちゃんおめでとう。