試し書きだらけのノート

日々のあれこれ。

全然うまくいかないよ

11月22日は息子の9ヶ月の誕生日だったり、わんわんにゃんにゃんの日だったり、いい夫婦の日だったりしたようだ。

前に一度、友人から「結婚して幸せ?」と聞かれたことがある。
結婚をしたから幸せになるのではなく、結婚を機に幸せを2人で構築していくんだと思うよ。
なんかそんな言葉を返した気がする。
今月は、結婚してちょうど半年だった。
なーんにもうまくいってない。喧嘩ばっかり。
お互い感情的になると激しいから悲惨。
喧嘩の理由なんてゲームとか息子のこととかというか大体ゲーム。
お互い別室で寝るから、と言い合ってお前はベッドで寝ろ、いや、お前がベッドで寝ろ!とかやってばっかり。

「今日って息子の9ヶ月の日なだけじゃないよ。いい夫婦の日だって」と伝えたら、夫もこのところ多発している喧嘩に対して思うところがあったのか、じゃあ外でご飯を食べようと言った。
「この半年でいちばん記憶に残ってることって何?」
食事をしながら聞いた私に夫は間髪入れずにはっきり答えてくれた。
「喧嘩ばかりの日々」
おもわず笑ってしまうくらい清々しく答えてくれて、私もそれには同意だった。

どうにか仲良くしようと少し遠出をしたりもした。
2人の間に共通の絶対に揺るがないものを作ろうと犬を息子に招いた。
息子を招いてからは2人と1匹で犬猫関連のイベントに遊びにいったりもした。

それでも、繰り返し繰り返し喧嘩をして、
泣いて泣いて怒り散らして。
怒って怒鳴って物が壊れて。

喧嘩ばかりの日々、と答えられた時にようやく気付いた。
私達は、婚姻届を出す頃には既に日常にいっぱいいっぱいであったのではないかと。
私がそう言うと、夫も確かにね、と頷いた。
特に朱は我慢して何も言わなかったね、と。

とにかく、しなくていい我慢を積み重ねすぎた気がする。
単純に言えば良いだけのことだったかもしれないのに言えなかったり。
嫌だと意思表示をしてもいいことにいい顔をあえてしてしまったり。
私は素直じゃないのだ。

我慢、我慢、我慢、爆発、爆発、憔悴。

兎にも角にも疲れた。本当に疲れた。
だから昨夜は専門学生時代の相棒が薦めてくれた映画を1人で見て、携帯ゲームの素材集めという地味な行為に没頭して、昨日から今まで一睡もしていない。
けれど、すごく気持ちのいい日だった。
久しぶりに自然な顔で夫に向かって笑った気がした。
息子も夫も寝静まってから過ごす1人っきりの時間の贅沢さというものを知ってしまった。
そして、この贅沢をこれからもしようと思った。
私はやはり夜の生き物のようだ。

「どうして今日、この店にしたかわかる?前に来た時にゆっくりご飯を食べながら話しができたからだよ」
「歳を取ってもさ、オープンカーとかに乗ってドライブがしたいんだ。俺はそのためにスキルアップしたいんだよ」

ここ数日、喧嘩で一番伝えたかったことが言わなくても伝わった気がした。
あなたと毎日喧嘩したいのではないよ。
あなたと毎日出来る限り笑っていたいんだよ。
こういう会話がしたかったんだよ。

でもそれって余裕がなきゃ出来ない。
片方が出来ても片方は出来ないことだってある。
だから私はしばらく自分に自由を与えようと思う。
夫がいても、息子がいても、今は私自身の労いを先にしようと思う。
もう、我慢はやめだ。

というわけで、この半年喧嘩ばっかりしてました。新婚さんで仲良しね、なんて言ってくださったりした人達ごめんなさい。
全然うまくいかないけど、今日もなんとかやってます。
明日もなんとかやっていきます。


9ヶ月になりましたね。
あなたが来て5ヶ月がたちました。
反抗期真っ只中。けれどもとっても甘ったれ。
アレルギー反応が早く落ち着くといいね。
またドッグランに行こうね。