試し書きだらけのノート

日々のあれこれ。

これも愛なんだ

住んでいる場所も近く、犬の誕生日も1日しか違わないカップルと飲んだ。

きっかけは女の子が後部座席に定期入れを落としたことだった。
彼女は大きな声で口も隠さず「わはは」と笑う。
それがとても好きだと思った。

蒲田の串カツ田中は犬同伴オーケーなのでドキドキしながら犬用のリュックに犬を入れて初めて公共の乗り物に乗った。
犬は静かに、ここにいませんよというようにリュックに収まっていた。

串カツ田中だけではなんだか寂しくて路上でワインを飲んだ。
言いたいことをボロボロ言った。
彼女の方はわかるわかると言ってくれたし、夫にはまたその話かよと思われるのかなと思いながらもワインの勢いで話が止められなかった。

カップルはとても優しく、我が子を撫でてくれた。
カップルの犬に指示語を出したらしっかりと言うことを聞いたのでとてもいい子だと思った。
カップルの二人はいつもは気まぐれなのに!と驚いていたが、あの子はきちんとわかっている。
立派な犬だ。

あまりにカップルの犬を可愛がっていたら、僕のママですよ、というように我が犬が入り込んできたので笑った。
普段そんなヤキモチ妬かないくせに。
ちなみに犬同士は会うのは2回目なのにようやくお尻の匂いを嗅ぎあった。
どちらの犬も人間にしか興味がないのだ。
性格まで似ている。

夫が楽しそうに他者とお酒を嗜むことが嬉しかった。元来、そういう人じゃない。
犬はたくさんのことを変えてくれる。

お酒が少し残りながらも眠りにつく。
明日からまた頑張ろう。