試し書きだらけのノート

日々のあれこれ。

時間が緩やかに穏やかに進んでいた。

実家に戻って1週間、ひたすら体調不良に襲われた。
それでも1ヶ月間食べられなかった枝豆とスイカとメロンをがっつり食べた。
田舎のいいところは旬のものを手頃な価格で農家の人が直に売りに来る所だと思う。
不恰好なキュウリだって、味は悪くない。
枝豆は束になって売られる。
茄子だってゴロゴロ入っている。
ああ、田舎は野菜の天国。ありがとう。

帰ってきてからとにかく犬に触った。
忘れられて居ないか心配だったのだけれど、犬は私が居なかったことなど知らなかったかのようにぐるぐるとくっついて回った。
膝の上にどかりと座り込んでは撫でてとせがんできたのでたくさん撫でたし抱きしめた。
動画をたくさん撮った。
可愛い可愛いと沢山口にした。

1ヶ月間、たった1ヶ月間。
けれど稲穂は黄色く染まり始めたし、エアコンは入れなくても過ごせるようになったし、陽が落ちるのがとても早くなったし、夜には秋の虫が鳴いている。
そういえば、虫の音を聞きながら眠るのも1ヶ月ぶりだった。
兄達はドラクエにハマっていたし、気付いたらカジノでコインをひたすら貯めていた。
もう、カジノまで来ていた。

帰ってきて思ったことは、やっぱりここはいい所だなぁということ。
家は時にうるさいけれど、笑い声が絶えなくて寂しくないなということ。
食事を作らなくても食べられることは幸せだということ。
年寄りが賑やかで元気だなということ。
主治医は相変わらず私の言ってることがあまりわかってないなということ。
とにかく、楽しかった。

どうしようもない時ほど、笑える人間でありたいなと思う最近です。


帰ってきて体調が悪かった時の。