試し書きだらけのノート

日々のあれこれ。

君にとっていつでも出来ることは私にとっては今日しかできないこと

何処かにふらりと行きたくなる。
正しくは連れ去って欲しくなる。
後先考えずに、とにかく今この場所から居なくなれるなら何でもいい。
安心できる場所は段々と怖くなってしまうから。
守られることはあまり得意じゃない。
取り敢えずあちこちぶつかって、血だらけになって、手当てもろくにせずにここまで来たから。
急に包帯を巻かれたり、大丈夫だよって言われても理解が出来ないし居場所じゃない気がしてしまう。
自分から危険に近づくことが未だにやめられないでいる。
遠く、遠くに連れ去ってほしい。
そして、ポイっと投げ捨ててほしい。
なるべくもう身動きが取れないくらいにしておいてほしい。
多分、どこかで諦めたいのだと思う。
何を?わからない。
安心は気が狂いそうになる。
怖い。


いつもの川に行ったら猫がのっしのっしと斜面を上って居た。
草と草の間からジロリとこちらを睨むもんだから、そんなに見ないでくれよって多分これはお互いの台詞。


幾つになったら素直になれるんだろう。
幾つになったら弱さを受け入れられるようになるんだろう。
幾つになったらまともな顔で笑えるようになるんだろう。
幾つになったら居場所を作れるようになるんだろう。
幾つになったら安心出来るんだろう。


子供みたいにはしゃぎまわりたい。
擦りむいて笑って追いかけっこがしたい。
夜中の公園なんかがいい。
大声で笑って名前を呼びあって走り回りたい。
やっちゃダメだよって言われることはどうしてこんなにも魅力的でしたくなるんだろう。
それをしない一線はなんて頼りない理性なんだろう。
こんなもの、捨ててしまえたらいいのに。