試し書きだらけのノート

日々のあれこれ。

8

あるツイッターアカウントを削除した。
何かあったわけでも、何かが気に入らなかったわけでもない。
ただ、消した。
それによって人間関係が消滅するんじゃないかとかきっと十代の時は考えたのだろうけれど、今じゃあまるで考えない。
それこそ、それならば、そこまでなのだ。
今の時代LINEがあって、少しでも親しくなりたい人とは交換している。
たまにこうやって身軽になりたくなる時がある。
本当に必要かどうか考えて、無くても生活に支障のないものだらけの中で生きていると思うと、整理がしたくなる。
私はあまり多くを持てるタイプじゃない。
人間関係も、服も、化粧品も。


酷暑が続いている。
毎日アイスを食べている。
ガリガリ君の梨フレーバーをリピートしていたのだけれど、自分でも驚く味にハマってしまった。
「チョコミント
ど直球にハマってしまった。
驚いている理由は、私は今までチョコミントが苦手だったからです。
夫が好んで食べているのを一口頂いたらこれはもう…!
素晴らしいですね。ひんやりとした舌にチョコレートの甘みがゆっくり広がって幸せ。
こりゃあチョコミントって人気があるわけだわ。



犬、写真を撮ろうとすると一緒にカメラを覗こうとするから高確率でこうなる。
いや、被写体になってくれ。
犬と共に生活をし始めて1ヶ月以上が経ち、犬の体重は2キロちょっとから3キロちょっとに増えた。
首回りも太くなって、一回りサイズも大きくなった。
それでもまだ5ヶ月。お前まだ5ヶ月なのか!?とふとした時に思う。
思えば実家の犬に対しても、お前もう5歳なのか!と驚いたりしていた。
彼らはあっという間に歳を重ねていってしまう。
1ヶ月前までゴロンゴロンと甘えていたのにある日から甘えなくても平気だよっていきなり大人に変化してしまうから寂しい。
犬の様子を実家にこまめに送っている。
返事に実家の犬の様子をくれとお願いしているのに今のところまだ一通もない。
一緒に過ごしていると代わり映えがなくて写しがいが無いのかもしれないけれど、その姿こそが求めてる姿なのだから早く送ってほしいものである。


右手の捻挫が治らない。
というより、悪化させた。
一度痛みをほとんど感じないまでに治療で良くしたのに、その後の生活での安静が足りなかったせいか(むしろ怪我を忘れて酷使した)また少し動かすだけで鈍い痛みがジリジリと走るようになってしまった。
今は包丁を握るだけでも、気合いを入れないと痛い。
病院に行ったところで電気をかけられるだけ、痛み止めを打たれるだけ、なのでまたテーピングとバンドで固定を徹底しようと思う。


まだ、お祓いに行くつもりはない。

丈夫な体

朝である。
「今!」と夫が寝言を言った直後だ。
5時に起きたので犬の散歩をした。
まだ散歩の楽しさをあまり理解していないパピーは最初こそ、えー!というリアクションだったが途中からタッタカと歩きだした。
そうだよ、世界は広いんだよ。
帰ってきてご飯をあげて歯磨きをしてトイレシートを変えてゴミ出しをした。
もう、今日ははなまるなんじゃないか。
そんなふうに思う。

友人夫婦が新婚旅行でこちらにきたので会った。
疾患持ちという点で繋がった関係性は夫婦同士になっても繋がっている。
一緒にチーズを食べた。
写真はないので先日帰省した時にたこパをした写真を載せよう。

基本的に占いを信じていないが、友人夫婦が手相を見てもらって盛り上がったというので、私たち夫婦も手相を見てもらった。
彼の性格が馬鹿みたいに当たってて笑った。繊細な人らしい。
手相の人は「統計学ですけどね」って言っててお前占いを貫いてくれよ!となった。
私は両手でまるで違う手相を持っていて、じっとしている人間ではないらしい。外に出てこそ、のようだ。
「安定した穏やかな性格、おおらかなのかな」と言われた時には、処方薬込みで?と聞きそうになったがニコニコ笑っておいた。
とにかく人徳がある、周りに恵まれていると言われてそうなんですよ!!って頷いた。
私の周りは素敵な人しかいない。
感謝しなさいと言われた。勿論である。
風邪ひとつひかない健康な体を持っているらしい。たしかにこちらに来てからまだ風邪を引いていない。夫は何度か風邪をひいて寝込んだりしているが隣で寝ていても何も問題がない。
統計学ですけどね。

三連休は暑くなるようだ。
皆さま、お気をつけを!

穏やかな風が凪いだ。

火傷に薄皮が張った。
体というものはつくづく前向きなもので、
おっしゃ!治しますよ!と頑張る。
傷口が治りかけていくのを毎日眺めていると、
健気だなぁと思う。
体はとても健気だ。



2人きりで約一年過ごしてきて感じたことは、
驚くほど共有できるものがないことだった。
いや、付き合っている時からそれには気付いていたのだけれど、いざ生活として過ごしてみたら何かあるかも、と思っていた。
しかし、無かった。
たまになんとなく見る映画。
たまになんとなく行くドライブ。
たまに見る映画と書いたけど、たまに映画週間のように毎日映画を見るときもある。

夫の趣味はゲームだ。ボイスチャットを使って友人と話しながらする。
ボイスチャットは会話相手が存在しないけれど部屋の中に存在するような感覚に陥るのでだいぶストレスになっていた。
私は調子がいいと本を読む。手紙を書く。
夫から「ゲーム、隣で見る?」と何度も誘われているが、ボイスチャットをしながらしているゲームをちーんと1人で見る寂しさったら無いだろう。

犬を飼うことは半年前くらいから話し合っていた。
だからその為に飼育可能なマンションに引っ越した。
それでも半年ズルズルと犬種で意見が合わなかったり、私が実家で犬を飼っているからこそ思ってしまう諸々の感情で踏み出せなかったりしていた。
最近、夫はあるミニチュアピンシャーが可愛いと2日連続で見に行ったりしていたのだが、ある日しょんぼりした顔で帰ってきたのでどうしたのか?と尋ねた。
「今日、他にもあの子のことを詳しく知ってて飼うか迷ってる夫婦に会った」
とのことだった。
間髪入れずに私の口から出た言葉は、
「今から迎えに行こう」
だった。本当に迷いが消えて口から出た言葉だった。
そんなこんなで4ヶ月の男の子が我が家にやってきた。


子犬がやってきてから、驚くほど喧嘩をしなくなった。
この子の前で不穏な空気を作りたくないという思いが働く。
そして何より、会話が増えた。
互いが見ていない間の犬の様子を伝え合うからだろう。
一緒に遊ぶのは勿論、躾にも2人で頭を悩まして話し合っている。


この子が年老いて息をひきとるその日まで、目一杯愛そう。

6-7、SONGS

地元からこちらに出てくる時に繰り返し繰り返し見たsiaのAliveのMV。
気付いたら涙がこぼれていて、ちくしょう。と思った。
こっちでは踏ん張って立っていないと何もかもに流されてしまいそうな気がする。
腹に力を込めて、よいしょ!って前を見据えていないと。
駅まで出迎えにきてくれた夫は泣いていたことにすぐに気付いた。
「何を頑張ろうとしているの?何も頑張ることはないよ」と当たり前の口調で言った。
私は何を恐れているのだろう。


怪我にはお気をつけてと言った矢先に火傷をした。油がかかってしまった。
怪我をせずに生きる方法がわからない。


これは地元の写真だ。地元で一番大きなブナ林はひっそりと隣県との境にある。
土は湧き水で湿っていて、ただ静かにブナ林がそこにあった。
あまりにも綺麗すぎて圧倒されてしまって口数が減ってしまった。
このブナ林が百年後もこうして息をしていたらいいとひたすらに願った。



SONGSスペシャルは宇多田ヒカルさんで、
ドキドキしながら見た。
彼女の書く歌詞と、流れるメロディに何度救われてきたかわからない。
だからこそ、ひっそりと息を潜めて見た。
彼女はごく当たり前に孤独を甘受して、何にだって次の瞬間があるとは限らないと言い切り、だからこそ祈ると口にした。
音楽に政治性はまるで感じられず、ただ私とあなたの世界があればいいと言った。
20年、そのスタイルを崩さずにいてくれたから、私は今でもあなたをひたすら追いかけては新譜を聞く時に胸がドキドキしてたまらなくなるのだろう。
15歳の少女が35歳の女性になっているのに、私の中ではいつまでもいつまでも魔法のように彼女はデビュー当時の新鮮さと驚きを持って曲を書きおろす。
10歳で強烈な刺激を受けた私は30歳になった今もその新譜に新鮮に涙を流す。

5-6

実家に帰省している。
夫には大変申し訳ないがパンクしそうだったからだ。
一度呼吸をし直そう、そう思って帰って来た。



湯河原で足湯を体験した。
ふざけた効能しか書かれていなくて笑った。
湯河原の穏やかな自然はとても美しかった。






後日鎌倉へも行った。
観光客であふれていた。
大切に大切に何百年と守られて来たものを目にした瞬間、くらくらした。
守られて来たから、私は拝むことができるのだ。
守るということは大変なことだ。
美しくあるように守って来た人々に心から感謝した。


そういえば右腕の手首を捻挫している。
こちらにいる間は治療をするつもりだ。
骨折はあれからレントゲンを撮っていない。
撮らねばなぁと思いつつここまできてしまった。
みなさん怪我には気をつけたほうがいいですよ。

一対のもの

必要用紙にゴリゴリ記入台で記入しているうちに夫となる人が1人で役所の人に「受理されました、おめでとうございます。」と言われていたらしい。
私はその瞬間、とにかく必要書類をゴリゴリ書いていたので何の感慨もない。
ただ、どうやら、一対のものになったらしい。
それは正式に受理され、私は1人ではなく、一対のものに進化した。

持病が悪化した3月に出してもらった薬で12キロ太ってしまったので残念、とやめたらアカシジアという副作用が出て1日に1万歩以上歩き回ったり、数品おかずを作りまくったり、イライラが止まらなかったりなかなかデンジャラスな日々を送っている。

早く医療機関に相談すべきなのだがまだ肝心の保険証が出来上がらない。
「保険証」、医療費を3割にまで減らしてくれる魔法のカード。
魔法のカードが出来上がったらユニークな医師に泣きつきに行こうと思う。
結構限界である。

入籍と同時に引越しをしたので本当に狂ったようにバタバタしていた。
正直あまりまともな記憶がない。
毎回何かしら役所やらカード会社の書類やらに追われていて、日常があっという間に過ぎてしまった。気付いたら5月が終わる。
ちなみに骨折した部位はアカシジアで歩き回っていたので治っていないと思う。
なんなら別の部位が痛くて、疲労骨折かなって軽く疑っている。


そんなバタついた日々の中でもたまに平和なことを思いつくもので、「そうだ、植え替えをしよう!」なんてやりだしたらとっくに根っこが鉢の底から飛び出しててちょっと待ってくれよ!と緊急手術のように一回り大きな鉢に植え替えた。
今の所無事に元気に生きている。
新たな家にも適応している。鉢にも適応してほしい。

一対のものとなるまでに7年を要した。
7年の中でぼんやりとこの人なのだろうなぁと思っていたが、いざ一対のものとなると「恋人」だった時とは違う感情があまりにも溢れ芽生え、クラクラする。
一対となるのは簡単ではない。
私達はまだ一対もどきだ。
1日を重ねて、数年を重ねて、いつか気付いたら一対のものとなっていたらいいなと思う。
対のものは今も隣で寝返りをうーんと打っては寝ている。
その背中をまじまじと見ては、夫なのか、と思う。

久々に幼馴染と沢山話した。
健康とはなんて尊いのだろうという話だった。
幼馴染は母となってからとても逞しくなった。
「母」という生き物はいつだって生命力に満ち溢れていて、逞しくて、傷だらけだ。
幼馴染が悩んでいることがうまくいけばいいなと思う。

生きるとは戦いだ。
対となるものと荒波を乗り越えよう。
そのためにまず、うまく手を取り合おう。
話はそこから。

4-5

GWなので帰省しました。

帰ってきて2日目にして足の指を折りました。
人生初の骨折です。
階段から滑り落ちたのです。
腰を強打しながら落ち、腰も痛いのですが腰は打撲ですみました。
親指、何が理由で力がかかったかわからないまま折れたんだなぁと思ってます。
あちらに戻ってから少し忙しいのでこの足どうしよう…動ける範囲で動くかって感じです。
ちなみに全く痛くなくて、腰の方が痛いです。



変わらず生活をしていました。
魚焼きグリル、相変わらず苦手です。
タイミングを取るために何度も開けます。
1ヶ月くらい冷凍していた魚を食べたのですが、めちゃくちゃ美味しかったです。
冷凍したものっていつまで食べられるんだろうと思いながら、基本1ヶ月以内にしておきたいって思ってます。
魚で食べる白米は美味しい。

最近は結構勢いを大事に生きています。
あれこれ悩んだところでどうにも出来ないことって沢山あるから、折角ならやろうの精神です。
困ったなぁ、と思った時は素直に困ったなぁ、と思うようにしています。
実家を出たことによって私自身に一つの役割ができ、それがささやかな自信に繋がったのだと思います。
役割があるということは幸せなことです。
とてもありがたいことです。
だから、出来る限り役割を果たしたいなぁと思います。
勿論まだ落ち込む夜も沢山あって、自分なんかと思う夜もあって。
けれど起きたらなるべく意識を変えて1日を過ごそうと努力しています。
私なんか、と考え出したらきりがないから。
考える時間があったら動いた方が色んな物事が進むから。

病院も転院しました。
まだ一度しか行っていないのですがなかなかユニークな先生っぽいです。
この人とどこまでやれるかな、と楽しみです。

とりあえずあちらに戻ったら整形外科通いをしっかりしたいと思います。